電気圧力鍋が気になっていても、「本当に料理がラクになるの?」「使いこなせずに置いたままにならない?」「普通の鍋や自動調理ポットとの違いは?」と迷うことはありませんか?
電気圧力鍋は、材料を入れてメニューを設定すると、火加減を自動で調節しながら調理できる便利な家電です。肉や根菜をやわらかく仕上げやすい一方で、本体の大きさや調理後のお手入れ、圧力が下がるまでの待ち時間など、購入前に確認したい点もあります。
この記事では、電気圧力鍋のメリットとデメリット、向いている人・向いていない人をわかりやすく解説します。購入後に後悔しないための選び方も紹介しますので、自分の料理や生活に必要か判断する参考にしてください。
結論|電気圧力鍋は煮込み料理の手間を減らしたい方に便利
電気圧力鍋は、火加減をこまめに調節せずに、肉や根菜をやわらかく調理したい方に便利な家電です。調理中に鍋のそばへ付き続ける必要がないため、その時間をほかの家事や休憩に使いやすくなります。
一方で、材料を切る、調味料を量る、使用後に内鍋やふたの部品を洗うといった作業は必要です。また、加圧前の予熱や減圧にも時間がかかるため、すべての料理が短時間で完成するわけではありません。
煮込み料理をよく作る方や、火を使う時間を減らしたい方には役立ちやすい一方、簡単な料理を少量だけ作ることが多い方には、普通の鍋のほうが手軽な場合があります。
電気圧力鍋の4つのメリット
電気圧力鍋には、火加減を自動で調節できることに加え、煮込み料理を作りやすくしたり、調理中の時間をほかのことに使いやすくしたりするメリットがあります。ここでは、毎日の料理で役立ちやすい4つのポイントを紹介します。
① 火加減を自動で調節してくれる
電気圧力鍋は、選んだメニューに合わせて加熱や火加減を自動で調節します。普通の鍋のように、沸騰後に火を弱めたり、煮込み中に何度も様子を確認したりする作業を減らせます。
材料と調味料を入れて設定した後は、調理中の時間をほかの家事や休憩に使いやすくなります。ただし、材料の下準備や調味料の計量は必要なので、すべてを自動で行う家電ではありません。
② 肉や根菜をやわらかく仕上げやすい
圧力をかけて調理することで、かたまり肉や大根、にんじんなどの食材へ熱を通しやすくなります。角煮や煮物、カレーなど、普通の鍋では長く煮込む料理にも活用できます。
食材の大きさや量によって仕上がりが変わるため、最初は取扱説明書や付属レシピに記載された分量を参考にしましょう。入れすぎを避け、最大調理量を守ることも大切です。
③ 調理中に鍋のそばへ付き続けなくてよい
普通の鍋で煮込み料理を作る場合は、吹きこぼれや焦げ付きを防ぐため、火加減や鍋の状態を確認する必要があります。電気圧力鍋なら、設定後は加熱を自動で進めるため、鍋のそばへ付き続ける時間を減らせます。
調理中に別のおかずを用意したり、洗い物を済ませたりできるのも便利な点です。ただし、使用中は蒸気口をふさいだり、本体を移動させたりせず、取扱説明書に従って安全に使用しましょう。
④ 予約や保温機能を使える商品もある
商品によっては、予約調理や保温、温め直しなどの機能を搭載しています。生活時間に合わせて調理を始めたり、完成した料理を食べやすい温度に保ったりできるため、食事の準備を進めやすくなります。
ただし、予約できるメニューや保温できる時間は商品によって異なります。傷みやすい食材は予約に向かない場合もあるため、使用前に対応メニューと注意事項を確認しましょう。
購入前に知っておきたい5つのデメリット
電気圧力鍋は便利な一方で、すべての料理がすぐに完成するわけではありません。本体の大きさやお手入れなども含め、購入後に使わなくならないよう、事前に確認したい5つの点を紹介します。
① 加圧前の予熱と減圧に時間がかかる
商品に表示される調理時間とは別に、鍋の中を温めて圧力を上げる時間と、調理後に圧力が下がるまでの時間が必要です。そのため、「加圧10分」と表示されていても、料理全体が10分で完成するとは限りません。
急いで食事を用意したいときは、普通の鍋やフライパンのほうが早い場合もあります。購入前に、加圧時間だけでなく、完成までの流れを確認しておきましょう。
② ふたや細かな部品のお手入れが必要
使用後は内鍋だけでなく、ふた、パッキン、蒸気口などのお手入れが必要です。汚れやにおいが残ったまま使い続けると、正常に圧力がかからなかったり、料理へにおいが移ったりする可能性があります。
部品の取り外し方や食洗機に対応している範囲は商品によって異なります。毎回無理なく洗える構造か、部品を取り付け直しやすいかも確認して選びましょう。
③ 本体を置くスペースが必要
電気圧力鍋は、普通の鍋より高さや奥行きがあり、調理中に蒸気が出る商品もあります。安全に使用するため、壁や棚から必要な距離を確保できる置き場所が必要です。
使うたびに棚から出し入れすると、本体の重さが負担になり、使用回数が減ることもあります。購入前に本体サイズと重さを確認し、できれば普段から置いておける場所を決めておきましょう。
④ 容量が生活人数に合わないと使いにくい
容量が小さすぎると家族分を一度に作れず、大きすぎると本体の置き場所やお手入れが負担になりやすくなります。商品に記載された満水容量と、実際に調理できる容量は異なる場合があるため注意が必要です。
何人分を作ることが多いか、作り置きをするかを考えて選びましょう。豆類や麺類など、食材によって最大調理量が制限される場合もあるため、取扱説明書の確認も大切です。
⑤ 操作やメニューに慣れるまで時間がかかることがある
自動メニューが多い商品は便利ですが、ボタン操作や設定方法が複雑に感じる場合があります。最初からすべての機能を使おうとすると、かえって準備が負担になることもあります。
まずはカレーや煮物など、よく作る料理から試すと操作に慣れやすくなります。画面やボタンが見やすいか、よく使うメニューを簡単に選べるかも、購入前に確認したいポイントです。
電気圧力鍋が向いている人・向いていない人
メリットとデメリットを確認したうえで、自分の料理や生活に電気圧力鍋が合うか考えてみましょう。よく作る料理や、負担に感じている作業によって判断しやすくなります。
電気圧力鍋が向いている人
電気圧力鍋は、次のような方に向いています。
・角煮や煮物、カレーなどをよく作る方
・調理中に鍋のそばへ付き続ける時間を減らしたい方
・肉や根菜をやわらかく仕上げたい方
・火を使う調理時間を減らしたい方
・作り置きや家族分の料理をまとめて作りたい方
特に、煮込み料理の火加減を見ることを負担に感じている方は、便利さを実感しやすいでしょう。
電気圧力鍋が向いていない人
一方で、次のような方には向いていない可能性があります。
・簡単な料理を少量だけ作ることが多い方
・調理器具をすぐに洗って片づけたい方
・ふたやパッキンなどの部品を洗うことを負担に感じる方
・本体を置くスペースを確保しにくい方
・圧力が下がるまで待つ時間を長く感じる方
現在の鍋やフライパンで短時間に調理できており、煮込み料理をあまり作らない場合は、無理に電気圧力鍋を追加する必要はありません。
購入後に後悔しないための5つの選び方
電気圧力鍋は、自動メニューの数だけで選ぶと、容量が合わない、操作が難しい、お手入れが続かないと感じることがあります。普段の料理や置き場所に合うか、次の5つのポイントを確認しましょう。
① 作る人数に合う調理容量を選ぶ
電気圧力鍋を選ぶときは、満水容量だけでなく、実際に料理を作れる調理容量を確認しましょう。1〜2人分を中心に作る場合と、家族分や作り置きをまとめて作る場合では、必要な容量が異なります。
大きすぎる商品は置き場所やお手入れの負担が増え、小さすぎる商品は一度に必要な量を作れません。普段作る人数と料理の量を基準に選びましょう。
② 操作画面とボタンの見やすさを確認する
メニュー名や残り時間が見やすく、ボタンの役割がわかりやすい商品なら、毎日の調理で迷いにくくなります。機能が多くても、目的のメニューを選ぶまでに何度も操作が必要だと、使うことを負担に感じる場合があります。
よく使う料理を簡単に選べるか、文字や表示が確認しやすいかを見ておきましょう。操作方法が不安な場合は、取扱説明書を購入前に確認するのも一つの方法です。
③ お手入れする部品の数を確認する
使用後に洗う内鍋、ふた、パッキン、蒸気口などの部品は、商品によって数や形が異なります。取り外しやすく、洗った後に迷わず取り付けられる構造なら、日常的に使いやすくなります。
内鍋やふたが食洗機に対応しているか、パッキンなどの交換部品を購入できるかも確認しましょう。料理の機能だけでなく、使い終わった後の手間まで考えて選ぶことが大切です。
④ よく作る料理に合うメニューを選ぶ
自動メニューの数が多くても、普段作らない料理ばかりでは十分に活用できません。カレー、肉じゃが、角煮、スープなど、自分がよく作る料理に対応しているかを確認しましょう。
圧力調理のほかに、無水調理、低温調理、炊飯、蒸し料理などへ対応する商品もあります。使いたい機能を整理し、必要以上に多機能な商品を選ばないことも、操作をわかりやすくするポイントです。
⑤ 本体サイズと置き場所を確認する
本体の幅・奥行き・高さを確認し、調理中に安全な間隔を確保できる場所へ置けるか考えましょう。ふたを開けたときの高さや、蒸気の出る方向も確認が必要です。
収納する場合は、本体の重さと出し入れのしやすさも重要です。購入前に置き場所を測り、電源コードがコンセントまで無理なく届くかも確認しておきましょう。
50代が選びやすい電気圧力鍋3商品
電気圧力鍋は、メニューの多さ、操作のわかりやすさ、容量など、何を重視するかによって選びやすい商品が変わります。
ここでは、特徴の異なるパナソニック NF-PC400、ティファール CY3518JP、アイリスオーヤマ PC-MA4の3商品を紹介します。
① 自動メニューの多さを重視するならパナソニック NF-PC400
パナソニック NF-PC400は、調理容量約2.6Lで、自動20メニューを搭載した電気圧力鍋です。圧力調理のほか、無水調理や低温調理などにも対応しています。
よく使う料理を自動メニューから選びたい方や、家族分の料理や作り置きをまとめて作りたい方に検討しやすい商品です。
② コンパクトさと機能を重視するならティファール CY3518JP
ティファール ラクラ・クッカー コンパクト CY3518JPは、調理容量2.0Lで、圧力調理・蒸す・炒める・低温調理など、1台12役に対応した電気圧力鍋です。
本体幅は約26cmで、機能の多さと置きやすさを両立したい方や、2〜4人分の料理を作ることが多い方に検討しやすい商品です。
③ 容量とシンプルな操作を重視するならアイリスオーヤマ PC-MA4
アイリスオーヤマ PC-MA4は、満水容量4.0L・調理容量2.6Lで、自動6メニューを搭載した電気圧力鍋です。圧力調理のほか、無水調理や低温調理などにも対応しています。
家族分の煮込み料理や作り置きをまとめて作りたい方や、多すぎるメニューよりも基本的な料理を選びやすい商品を重視する方に検討しやすいでしょう。
パナソニック・ティファール・アイリスオーヤマの違いを比較表で見る
自動調理ポットとの違いも確認しよう
電気圧力鍋は、圧力を利用して肉や根菜をやわらかく仕上げる料理が得意です。一方、自動調理ポットは、食材を細かくしながら加熱・かくはんし、スープやポタージュなどを作れる商品が中心です。
煮込み料理や家族分のおかずを作りたい方には電気圧力鍋、スープや豆乳、スムージーなどを手軽に作りたい方には自動調理ポットが選びやすいでしょう。
まとめ|料理の量と使い方に合う電気圧力鍋を選ぼう
電気圧力鍋は、火加減を自動で調節しながら、肉や根菜をやわらかく調理できる便利な家電です。煮込み料理をよく作る方や、調理中に鍋を見守る時間を減らしたい方に役立ちやすいでしょう。
一方で、加圧前の予熱と減圧に時間がかかり、使用後は内鍋やふたの部品を洗う必要があります。本体の大きさや重さも確認し、無理なく置いて使える商品を選ぶことが大切です。
自動メニューの多さを重視するならパナソニック NF-PC400、コンパクトさと多彩な機能を重視するならティファール CY3518JP、家族分を作れる容量とシンプルな操作を重視するならアイリスオーヤマ PC-MA4が候補になります。
普段作る人数や料理、置き場所、お手入れ方法を比べながら、自分の生活に合う電気圧力鍋を選んでみてください。購入する際は、各販売ページで最新の価格・在庫・商品仕様を確認しましょう。
電気圧力鍋のおすすめを比べたい方へ
パナソニック・ティファール・アイリスオーヤマ・シロカの4商品を、容量・機能やおすすめ度で比較しています。

