「工事のいらない食洗機が気になるけれど、毎回水を入れるのは面倒じゃないかな」「小さくて、うちの食器が入りきらなかったらどうしよう」と迷っていませんか?
タンク式の食洗機は、水道の工事をしなくても、置くだけで使える食洗機です。食後に立ったまま食器を洗う時間を減らしたい50代には、心強い家電になります。
一方で、使うたびに水を入れる手間があり、一度に洗える量にも限りがあります。暮らしに合わない機種を選ぶと、「結局、手で洗っている」ということにもなりかねません。
この記事では、タンク式食洗機のメリットとデメリット、後悔しやすいケース、向いている人・向いていない人、選び方を分かりやすく紹介します。
※この記事にはPRリンクが含まれます。メーカー公式サイトの情報をもとにまとめており、実際に使って確かめたものではありません。
結論|タンク式食洗機で後悔するかどうかは、洗う量と置き場所で決まる
タンク式食洗機は、食後の洗い物で立っている時間や、お湯と洗剤にふれる時間を減らしたい方には役立ちやすい家電です。水道の工事ができない住まいでも使えます。
一方で、家族の人数に対して容量が小さい機種を選んだ方や、水を運ぶことが負担になる方は、不便に感じることがあります。
「食洗機があれば洗い物がなくなる」と考えず、一度に洗いたい食器の量と、置く場所、水を入れる手間を先に確認してから選ぶことが大切です。
「買うならどれ?」を先に知りたい方へ
気になるポイント別に、選びやすい機種を先に紹介します。
※価格や在庫は各販売ページでご確認ください。選んだ理由は、記事の後半でまとめています。
タンク式食洗機の4つのメリット
① 水道の工事がいらず、置くだけで使える
タンクに水を入れて使うため、蛇口に器具を取り付ける工事がいりません。
賃貸のお住まいでも使いやすく、引っ越しのときも持っていけます。
② 食後に立って洗う時間を減らせる
食器を入れてボタンを押せば、洗いからすすぎまで任せられます。
食後に流しの前で立ち続ける時間を減らし、その間に体を休めたり、ほかの用事をしたりできます。
③ お湯と洗剤にふれる時間を減らせる
手で洗う食器が減るので、お湯や洗剤に手がふれる時間も短くなります。
冬の水仕事がつらく感じる方には、うれしい点です。
④ 乾かすところまで任せられる
洗ったあとに、風や温風で食器を乾かす機能がついています。
ふきんでふく手間や、水切りかごに食器を並べる手間を減らせます。

購入前に知っておきたい5つのデメリット
① 使うたびに、タンクへ水を入れる
タンク式は、運転のたびに水を入れます。この記事で紹介する2機種では、1回に約2.5L〜約5Lの水を使います。
5Lは、2Lのペットボトル2本半の量です。水をくんで運ぶ動作が、毎回の負担にならないかを考えておきましょう。
② 一度に洗える量が少ない
工事のいる大きな食洗機にくらべると、庫内は小さめです。食器6点までの機種もあります。
家族の人数が多いご家庭や、一度にたくさんの食器を使うご家庭では、入りきらないことがあります。
③ 本体の置き場所と、まわりの空間が必要
本体を置く場所のほかに、扉を開ける空間、水を入れるための上の空間、排水ホースが流しまで届く距離が必要です。
本体の奥行きは約22.5cmでも、扉を開けると約48.5cmになる機種があります。置く場所は、扉を開けた状態で測っておきましょう。
④ 予洗いが必要で、洗えない食器もある
大きな食べ残しや、こびりついた汚れは、入れる前に落としておきます。
食洗機で洗えない食器や調理器具もあります。ふだん使っている食器が洗えるかは、取扱説明書で確認してください。
⑤ 運転に時間がかかり、乾いても水滴が残ることがある
洗いから乾燥までの時間は、手で洗うより長くかかります。標準コースで約120分の機種もあります。
乾燥のあとも、器の底のくぼみなどに水滴が残ることがあります。
タンク式食洗機で後悔しやすい4つのケース
① 家族の人数に対して、容量が足りない
1人分向けの機種を、2〜3人のご家庭で使うと、1回では入りきりません。
何回も運転するか、残りを手で洗うことになり、手間が減りにくくなります。
② 水をくんで運ぶのが負担になる
水の入ったポットや容器を持ち上げて、本体の上から注ぐ動作があります。
腕や肩に不安のある方は、1回に使う水の量が少ない機種を選ぶと、負担を減らせます。
③ 置き場所を測らずに買った
届いてから「扉が開けられない」「排水ホースが流しに届かない」と気づくことがあります。
買う前に、置く場所の幅・奥行き・高さと、流しまでの距離を測っておきましょう。
④ 大皿や鍋もまとめて洗いたい
小さい機種は、大皿や鍋、フライパンが入らないことがあります。
「食器も調理器具も、全部まとめて任せたい」という方は、庫内の大きさをよく確認する必要があります。
タンク式食洗機が向いている人・向いていない人
タンク式食洗機が向いている人
- 食後に立って洗い物をするのが、負担になってきた方
- 水道の工事ができない、またはしたくない方
- 1〜3人分ほどの食器を、こまめに洗いたい方
- 冬の水仕事を減らしたい方
タンク式食洗機が向いていない人
- 4人以上の食器を、1回でまとめて洗いたい方
- 水をくんで運ぶ動作が、負担になる方
- キッチンに、本体を置く場所を作れない方
- 手洗いで、とくに負担を感じていない方
今の洗い方で困っていないなら、無理に買う必要はありません。
タンク式食洗機で後悔しないための5つの選び方
① 一度に洗いたい食器の量で選ぶ
1回の食事で使う食器を数えてみましょう。茶わん、汁わん、皿、コップなどを合わせた数が、機種の「食器点数」に収まるかを見ます。
② 置く場所は、扉を開けた状態で測る
幅・奥行き・高さに加えて、扉を開けたときの奥行きと、上から水を入れるための空間を確認します。
③ 1回に入れる水の量を確認する
使う水の量は、機種によって違います。水を運ぶ負担を減らしたい方は、量の少ない機種を選びましょう。
④ 本体の重さを確認する
本体は約7.5kg〜約13kgあります。掃除や模様がえで動かすことがあるなら、重さも見ておくと安心です。
⑤ 乾燥のしかたを確認する
乾燥には、風で乾かす方式と、温風で乾かす方式があります。乾きやすさや運転時間にかかわるので、好みに合うほうを選びましょう。
後悔しやすいポイント別|50代が選びやすいタンク式食洗機2機種
ここまで紹介したデメリットのうち、いちばん気になるものはどれでしょうか。気になるポイントに合わせて選ぶと、購入後の「思っていたのと違う」を減らしやすくなります。
| 気になるポイント | 選びやすい機種と理由 |
|---|---|
| 置き場所がせまい 水を運ぶのが心配 |
パナソニック SOLOTA NP-TML1 奥行約22.5cm、水は約2.5L |
| 容量が足りるか心配 2〜3人分を洗いたい |
THANKO ラクア 食器16点と箸類が入る |

① 置き場所と給水が心配な方に|パナソニック SOLOTA NP-TML1
幅約31×奥行約22.5×高さ約43.5cmの、1人分向けのコンパクトな食洗機です。本体は約7.5kg。1回に使う水は約2.5Lで、タンクは取り外して水を入れられます。
気をつけたいのは、洗える量です。食器は6点までです。標準コースの運転時間は約120分で、乾燥は風で乾かす方式です。扉を開けると、奥行きは約48.5cmになります。
② 容量が心配な方に|THANKO ラクア
食器16点と箸類が入る、2〜3人分向けのタンク式食洗機です。上下2つのノズルで洗い、温風で乾かします。
気をつけたいのは、大きさと水の量です。本体は幅約42.5×奥行約41×高さ約45.5cm、重さは約13kg。1回に使う水は約5Lです。置く場所と、水を運ぶ負担を、先に確認しておきましょう。
食洗機を使わずに、洗い物の負担を減らす方法もある
タンク式食洗機が合わないと感じた方は、ほかの方法で負担を減らすこともできます。
使う食器の数を減らす、つけおきを活用する、洗いやすい道具に替えるなど、お金をかけずにできる工夫もあります。
まとめ|洗う量と置き場所から選ぼう
タンク式食洗機は、工事をしなくても、食後の洗い物の時間を減らせる家電です。
- 使うたびに水を入れる手間があり、一度に洗える量には限りがある
- 置く場所は、扉を開けた状態と、排水ホースの届く距離まで確認する
- 洗いたい食器の量と、水を運ぶ負担から機種を選ぶ
1回の食事で使う食器の数と、置く場所を先に確認しておくことが、購入後に後悔しないためのポイントです。
ご自宅のキッチンと暮らしに合う1台を、無理のない範囲で選んでみてくださいね。
タンク式食洗機のよくある質問
タンク式食洗機で後悔しやすいのは、どんな人ですか?
家族の人数に対して容量の小さい機種を選んだ方や、水をくんで運ぶ動作が負担になる方です。洗いたい食器の量と、1回に使う水の量を確認せずに選ぶと、不便に感じやすくなります。
水は毎回入れる必要がありますか?
タンク式は、運転のたびに水を入れます。1回に使う水の量は機種によって違い、この記事で紹介した2機種では約2.5L〜約5Lです。
電気代はどのくらいかかりますか?
機種によって違います。パナソニック SOLOTA NP-TML1は、標準コース1回の消費電力量が約230Whです。電気料金の目安単価(1kWhあたり31円)で計算すると、1回あたり約7円が目安になります。
置き場所は、どこを測ればよいですか?
本体の幅・奥行き・高さに加えて、扉を開けたときの奥行き、上から水を入れるための空間、排水ホースが流しまで届く距離を測ります。

