布団乾燥機が気になっていても、「毎日使ったら、電気代が高くならない?」「準備が面倒で、結局使わなくなりそう」と迷うことはありませんか?
布団乾燥機は、寝る前に布団をあたためたり、外に干さずに湿気を飛ばしたりできる家電です。重い布団を運ぶ負担を減らせる一方で、準備の手間や、使える寝具の決まりなど、購入前に確認したい点もあります。
この記事では、布団乾燥機のメリットとデメリット、電気代の目安、向いている人・向いていない人を分かりやすく解説します。
※この記事は、メーカー公式サイトと取扱説明書の情報をもとにまとめています。実際に使って比べたものではありません。数字は、当サイトで紹介している3機種(アイリスオーヤマ カラリエ FK-RD1、象印 スマートドライ RF-FB20、アイリスオーヤマ カラリエ ツインノズル FK-W3)のものです。
結論|あたため1回で約8〜9円。気をつけたいのは準備の手間と使い方の決まり
布団乾燥機は、「布団に入った瞬間の冷たさがつらい」「重い布団を干すのが負担」という方に便利な家電です。
電気代は、寝る前の「あたため」20分で約8〜9円です。毎晩使っても、1か月で約240〜280円が目安になります。
一方で、使うたびに準備と片付けが必要です。あたたかさが続くのは寝る前だけで、運転中の布団には入れないなど、使い方にも決まりがあります。
「寝る前に布団をあたためて、湿気も飛ばしたい」という方には役立ちやすく、「夜中や明け方まで、ずっとあたたかくしたい」という方は、電気毛布と比べて選ぶのがおすすめです。
布団乾燥機の3つのメリット
布団乾燥機には、冬の寝室と、布団のお手入れの両方でうれしい点があります。ここでは、毎日の暮らしで役立ちやすい3つのメリットを紹介します。
① 布団に入った瞬間から、あたたかい
寝る前に10〜20分使うと、布団全体があたたまります。布団に入ったときの、ひやっとした冷たさをやわらげられます。
歯みがきや戸じまりをしている間に運転しておけば、待つ時間もほとんどありません。
② 外に干さなくても、布団の湿気を飛ばせる
乾燥のコースを使うと、外に干さなくても布団の湿気を飛ばせます。
重い布団をベランダまで運んだり、持ち上げて干したりする負担を減らせます。雨の日や、花粉が気になる時期にも使えます。
③ 冬以外の季節にも使える
3機種とも、冬用と夏用の乾燥コース、ダニ対策のコースがあります。夏用のコースは、温風で乾かしたあと、送風で熱を逃がして仕上げます。
機種によっては、くつや衣類の乾燥にも使えます。冬の間だけでなく、1年を通して出番があります。
購入前に知っておきたい5つのデメリット
布団乾燥機には、温風を使う家電ならではの注意点があります。買ってから「思っていたのと違う」とならないよう、先に確認しておきましょう。
① あたたかさが続くのは、寝る前だけ
布団乾燥機は、寝る前に布団をあたためておく家電です。運転が終わると、布団は少しずつ冷めていきます。
「夜中や明け方に、寒くて目が覚める」という方には、寝ている間もあたため続けられる電気毛布のほうが合う場合があります。
カラリエ ツインノズル FK-W3には、布団に入ったまま使える「寝ながらモード」があります。ただし、使えるのは布団1組だけです。
② 使うたびに、準備と片付けが必要
ホースのある機種は、使うたびにホースをのばし、ノズルを開いて、掛け布団をかけます。使い終わったら、ホースを本体に収納します。
本体は約2.4〜3.8kgあります。押し入れから毎回運ぶと負担になるため、寝室に置き場所を決めておくと続けやすくなります。
準備の手間をできるだけ減らしたい方には、ホースもマットも使わない機種もあります。
③ 運転中は布団に入れない。熱に弱い寝具には使えない
運転中や運転直後の布団は、熱くなっています。やけどのおそれがあるため、少し時間をおいてから入りましょう。
布団の素材によっては、熱に弱いものがあります。カラリエ FK-W3の取扱説明書では、寝具の耐熱温度が70℃以上であることを確認するよう案内されています。ビーズやパイプ、低反発などの素材は、傷むことがあります。
フローリングに敷いた布団に使うときは、結露を防ぐため、布団の下に大きめのタオルケットなどを敷くよう書かれています。
④ 電気毛布やあんかと、同時には使えない
カラリエ FK-W3の取扱説明書には、電気毛布やあんかなど、ほかの暖房器具と同時に使わないよう書かれています。火災ややけどの原因になるおそれがあるためです。
電気毛布をお使いの方は、布団乾燥機を動かす間は電気毛布を切る、といった使い分けが必要です。
決まりは機種によって違うことがあるため、使う前に取扱説明書を確認してください。
⑤ 運転音がして、ダニ対策にはひと手間かかる
温風を送る家電のため、運転中は音がします。象印 RF-FB20の運転音は、布団乾燥のときで約50dBです。
ダニ対策のコースは、80〜100分かかります。メーカーは、終わったあとに掃除機などで布団の表面を吸い取ることをすすめています。ダニが逃げてしまったり、室温が低いときは十分に対策できなかったりする場合がある、とも案内されています。
「コースを回せば終わり」ではない点を、知っておきましょう。
電気代はどのくらい?1回・1か月の目安
3機種の消費電力をもとに、コースごとの電気代の目安を計算しました。

| コース | 1回 | 1か月 |
|---|---|---|
| あたため (20分) |
約8〜9円 | 毎晩で 約240〜280円 |
| 冬の乾燥 (60分) |
約24〜28円 | 週1回で 約100〜110円 |
| ダニ対策 (100分) |
約40〜45円 | 月1回で 約40〜45円 |
※消費電力がいちばん大きいときの数字と、電気料金の目安単価(1kWhあたり31円)から、当サイトで計算した目安です。メーカーが公表している電気代ではありません。実際の電気代は、コースや契約内容によって変わります。
※ダニ対策(100分)は、カラリエの2機種の数字です。象印 RF-FB20のダニ対策は80分で、温風を調節して運転するため、同じ計算では出していません。
毎晩あたためても、1か月で約240〜280円
寝る前の「あたため」は、20分で約8〜9円です。毎晩使っても、1か月で約240〜280円が目安になります。
象印 RF-FB20には、10分の「お急ぎ」コースがあります。こちらは1回約5円です。
電気毛布(ひと晩で約5〜8円)とくらべても、大きな差はありません。
乾燥やダニ対策は、時間が長いぶん高くなる
冬の乾燥コースは、60分で約24〜28円です。象印 RF-FB20の「標準」コースは35分で、約16円が目安になります。
ダニ対策のコースは100分で、約40〜45円です。
どちらも毎日使うコースではないため、週に1回、月に1回と考えると、負担は大きくありません。
上手に使う3つの工夫
布団乾燥機は、使い方を少し工夫すると、短い時間でもあたたまりやすくなります。

- 寝る前に使い終えて、少し時間をおいてから布団に入る
- 掛け布団をかけて、温風が逃げないようにして使う
- フィルターのほこりを、定期的に掃除機で吸い取る
フィルターのお手入れは、カラリエ FK-W3では月に1回ほどが目安です。ほこりがつまると、あたたまりにくくなることがあります。
布団乾燥機が向いている人・向いていない人
メリットとデメリットをふまえて、どんな方に合うかを整理しました。
布団乾燥機が向いている人
- 布団に入った瞬間の冷たさがつらい方
- 重い布団を外に干すのが負担な方
- 布団の湿気やダニが気になる方
- 雨の日や花粉の時期にも、布団を乾かしたい方
布団乾燥機が向いていない人
- 夜中や明け方まで、ずっとあたたかくしたい方
- 寝る前の準備を、できるだけ少なくしたい方
- 熱に弱い素材の寝具をお使いの方
- 寝室に、本体を置いておく場所がない方
「夜中や明け方の寒さがつらい」という方は、寝ている間もあたため続けられる電気毛布も、選択肢になります。
デメリットに合わせて選べる布団乾燥機3機種
気になるデメリットに合わせて、選びやすい3つの機種を、それぞれの記事でくわしく紹介しています。
ふたり分を一度に、寝ている間も使うなら
アイリスオーヤマ カラリエ ツインノズル FK-W3
ノズルが2本あり、シングルの布団2組を同時にあたためられます。布団1組なら、寝ながら使えるモードもあります。
カラリエ ツインノズル FK-W3の記事を読むまとめ|電気代よりも、準備の手間と使い方で選ぼう
布団乾燥機は、寝る前の布団をあたため、重い布団を干す負担も減らせる家電です。
- 電気代は、あたため20分で約8〜9円が目安
- あたたかさが続くのは寝る前だけ。運転中の布団には入らない
- 準備の手間、寝具の素材、電気毛布との使い分けも確認しておく
「布団に入った瞬間の冷たさをやわらげたい」「布団を干す負担を減らしたい」という方には、冬の夜と布団のお手入れを支えてくれる1台になりそうです。
寝室の置き場所と、お使いの寝具を確認しながら、ご自身の暮らしに合うかを、無理のない範囲で検討してみてくださいね。

